黄衣廩食
黄衣廩食の意味
黄衣で給料を受ける宦官
黄衣廩食の解説
「黄衣」はひとまず、そのまんま黄色い服装ってイメージでいいです。「廩食」は官から支給される俸禄の意。
黄衣を身に着け俸禄を受ける者のことを指しますが、具体的には宦官 (去勢を受けた男性役人) のことをいってます。これは日本では馴染みの無い存在ですが、中国なんかでは滅茶苦茶重要視された存在でもあります。
ここで語るには物凄い文字数を割いてしまうので割愛いたしますが、とある時代の天子は政治の主体者でありたいのに傀儡化しやすい性質に大変困らされ、実権を我が手中に取り戻したいとなった時に頼れる味方が宦官だと判断したみたいです。彼らは元々、身のお世話をするぐらいの存在ではあるけど天子にとって馴染みがあり、更に去勢済みであるので世襲の点では権力を自身のものとする野心も働かないため天子にとって信頼のできる道具だったとのこと。まあ、後々宦官という存在がエスカレートしてますけど……。
黄衣廩食の使用例
ユラ
あぁあああああもうッ、最悪な1日だ……!!
ココア
ツララ先輩すっっごい機嫌悪い……何かあったんですか?
ユラ
男子に手を取られたんだ。私が男嫌いだということは既に黑稜周知のことである筈なんだが、あの考え無しの御曹司め――
ココア
今頃勢力図が荒れてそう……でも本当にツララ先輩って男の人苦手ですよね
ハコ
将来貴方のグループに隷属する男性労働者全員、黄衣廩食となるのを強いられそうですね
ユラ
そもそも雇わないから心配は無用だ。ああクソ、もう一回手を洗ってこよう
ココア
心配しかないですよ、主にツララ先輩の将来が……