越俎代庖

越俎代庖の意味

分を越えて他者の領域を侵すこと

越俎代庖の解説

「俎」はまな板のこと。

「穎水隠士」たる許由さん再登場ですが、帝が許由さんに天下を譲ろうとしたときに、「人は自分の分というものを守るのが重要です。たとえ料理人がそれを怠り、神に供えるべき料理を作らなかったとしても、神主が代わりに台所に立つことはできません」とか言って結局断ったエピソードから。

自分の分を越えて他人の権限を侵す罪のことを言います。自分のやるべきことはしっかりやり、他者がやるべきことを自分がやっちゃうのは本来不適当だぞという考え方になります。賛否は分かれるかもしれません。

越俎代庖の使用例

ココア

たまには自分でご飯を作ろうとしたらダンベルにめっさ怒られました……越俎代庖を侵すべき身にはないでしょうって

ユラ

過保護な家政婦だな。……いや、ココアくんに包丁を持たせるのは確かに全力で阻止したくなるか……私自身はそんなに抵抗はないが

ハコ

その歳なのだから誰でも包丁ぐらい持てるでしょう調理実習みたいなものは授業でやるでしょうに

ユラ

黑稜が令嬢の手に刃物を持たせる危険な授業などやるわけないだろ。黑稜の調理実習は一流の料理人を呼んで目の前で料理してもらって、それを味見する授業なんだ

ハコ

調理の実習してないなり