牝鶏之晨

牝鶏之晨の意味

妻女が権力を握り振るうこと

牝鶏之晨の解説

「牝鶏」は雌鶏。「晨」はここでは鶏が夜明け時を告げる意。「晨夜兼道」とかで出てましたね。

ことわざとしても有名らしい「牝鶏の晨」は、「牝鶏(ひんけい)は晨(あした)する無し。牝鶏の晨するは、れ家のくるなり(=雌鶏は時を告げることをしない。もし時を告げたならば、その家は滅びてしまうだろう)」という男社会推進の古代中国で謳われたものから来ています。女性が権力や勢力を振るう意味合いになり、その由来を考えるとネガティブな文脈と相性が良さそうです。

牝鶏之晨の使用例

ウミナリ

実は我が主の次期当主就任については、藍澤グループ内にも反発の声は多少存在します。摽末程度ですが

マキ

ほう? それは知らなかったな。社会的経験はまだ少ないとはいえ実力も認められており、世襲のような流れで就くのも反対されていないと聞いていたが

ウミナリ

お父上の威光が強いが故でしょう。その娘とはいえ、女子にこの巨大なグループの統括が務まるのかと。思えばこのグループの歴史は相応に深く、牝鶏之晨を本気で恐れてる者も居るわけです

マキ

そういう輩には実物を見せて悟ってもらうしかないな。そういうわけだから頑張れよ次期当主、何なら俺が隣でサポートしてやってもいい

ユラ

突然婚活便乗してくるんじゃない。全く面倒な老害どもだ……あ、タマくんの水筒が置いてある。ぺろp――待て、これって間接キッスが成立するんじゃないか……? この間接キッスに……私の舌は、耐えられるのか……??

マキ

その顔は間違っても見せないでくれよ……?