漱石枕流

漱石枕流の意味

負け惜しみ誤りを認めないさま

漱石枕流の解説

「流れにし石にぐ」ってことなんですが、これはエピソード見ないと分からない。

ある人が隠遁を夢見て、「石に枕して流れに漱ぐような、そんな自然の暮らしをしたいなぁ」と言いたかったところを「流れに枕して石に嗽ぐような」と逆にしちゃったんですが、ソレ指摘されて恥ずかしさと自尊心のあまり「石に漱ぐのは歯を磨くためですし、流れに枕するのは耳を洗うためですぅぅ」と苦しい誤魔化しをした可愛らしさ溢れるお話です。

ってことで強情で負け惜しみの強いさまを表す四字熟語です。誤りを簡単に認めることできず、うまくこじつけたりして非を認めず逃れようとする感じですね。作者も案外このタイプかも……。なお「枕流漱石」でまた出てきます。

漱石枕流の使用例

ココア

ハコ、見ちゃったぞ私~! さっき間違えてタマ先輩のハンカチで口拭いて、慌てて戻したでしょ~! すっごく可愛かったです!!

ハコ

ち、ちが……アレは、普段のツララの真似をしてみたというだけで私は何も過ちなど犯してないなり……ッ!!

ユラ

その漱石枕流を撤回するなら今のウチだぞ? 取りあえず海賊王の口臭を拭い取ってやらねばペロペロペロペロ(←タマのハンカチ)

ハコ

自分のハンカチと間違えました、申し訳ありませんでした

ココア

もうこの先輩は独房で過ちを認めさせた方が良い気がしてきた……