泣斬馬謖

泣斬馬謖の意味

大きな目的のため私情は捨てる

泣斬馬謖の解説

「馬謖」は人名で、諸葛亮孔明の部下でした。この人が軍規に違反して敗北したことで、孔明さんが信頼していた気持ちを封じてしっかり処分を行ったというエピソードから来てます。「泣いて馬謖を斬る」とも読みます。

天下の方は私情で曲げてはならないことの喩えです。また、大きな目的の為には私情を捨てることも迷うべきじゃないという意味合いもあります。全体の規律を守るため、自分にとって大切なものを捨てる……そんな苦しい文脈に使われます。

泣斬馬謖の使用例

ユサ

ココアちゃん、もし私が会長様たちを脅かす大罪人だったら、私を殺せる?

ココア

…………え――?

ユサ

玉席、それもこれまでの稜泉の歴史を覆す革命にこれからも与するんだったら、考えなきゃダメだよ。泣斬馬謖の覚悟を、きっと他の4人はもう固めてるんだから

ココア

ユサさん……ユサさんは、もしかして、「敵」になるの――?

ユサ

……私は誰にも囚われない。ソレだけは、宣言しておくよ