枉尺直尋

枉尺直尋の意味

大利益のため小犠牲を払う

枉尺直尋の解説

「尺」「尋」は長さの単位。「枉」は曲げる意。一尺を曲げて、八尺 (=一尋)をまっすぐにするということになります。「尺を枉げて尋をくす」とも読む模様。

大きな利益 (=八尺)を得る為に、小さな犠牲 (=一尺)を払うという意味合い。効率・利益を重視するって感じですね。安全教育の現場では使っちゃいけなさそう。

枉尺直尋の使用例

ココア

ふらふらふら~……授業の板書が、追い付かない~……(疲労困憊)

ユサ

はいはい、ノート貸してあげるからまとめようねー

ココア

ユサさんのノート、ホント見易くて助かるよー! 私は見ての通りカオスに仕上がるから……

ユサ

というかココアちゃん、板書に無い先生の解説とか全部文字起こしやってるから間に合わなくなるんだよ。せめて、もうちょっと書き込む量を制限しないと大事なところ聞き逃しちゃうかも

ココア

あ~枉尺直尋ってことだねー……でも私、全部大事なことのように聞こえてくるんだよねー……だって先生すごく一所懸命に説明してくれてるんだもん。凄い準備してくれた授業なんだなって思うと、どれもスルーしづらいといいますか……

ユサ

……だから先生たちもココアちゃんにゾッコンなんだな~……ノートの「出来」だけは贔屓でも何でもないんだね

ココア

え?

ユサ

何でもないよー。さ、休み時間の間に仕上げちゃおー