家鶏野雉

家鶏野雉の意味

どうでもいいものばかり好む

家鶏野雉の解説

「家鶏」は家出飼っているにわとりで、「野雉」は野生の雉のこと。この四字熟語を習得するには先に同じ意味の故事成語「家鶏を厭い野雉を愛す」を理解した方が良い気がします。

まあ表面的な意味はそのままなんですが、家で飼っている鶏を嫌い野生のきじを珍しく思い大事にしたがること。これは家にある(既に持っている)良いモノを軽んじて、外のどうでもいいものを好むことの喩えらしいです。有益でないけど珍しいなら大切にしたがるのは愚かなこと、という考えが根底にあります。

家鶏野雉の使用例

バ会長

あ、何この色見たことない。へー、ターコイズ? コレクターとしては手を伸ばさないわけにはいかないなー(←ワンクリック決済)

ユラ

また学園の金で無駄遣いを……備品は足りてるだろう? 新しいもの好きはほんと害悪だな

バ会長

ビビッと直感を大事にしてるだけなんだけど。俺の直感とは仲良く附き合った方がいいぜツララ

ユラ

家鶏を厭い野雉を愛すという故事があってだな。ホントに大切なものはもう自分の中にあるんだ。それを死守していく為にこそ全ての資産は向けられるべきだろう?

バ会長

あれ、タマの写真プリントしたブックカバーがオークションされてる。稜泉以外では地下的に人気積もってるねぇ流石底知れない――

ユラ

300万だッ!! まず300万を振り込めぇぇぇえ!!!

バ会長

はいはい家鶏野雉家鶏野雉。えっと、振り込むにはどうしたら……

ココア

何ガチでシャレにならない無駄遣いかまそうとしてるんですか!? そんなもん写真プリントしてカバーに糊付けしたら出来上がりですよッ、てか無断でそんなもの持ってたらタマ先輩激怒しますよ!?

ハコ

ココアによってこの日の稜泉は守られたなり