古人糟魄

古人糟魄の意味

言葉や文章じゃ聖人の本質は伝わらぬ

古人糟魄の解説

「古人」は昔の優れた人のこと。「糟魄」は酒の絞りかすのこと。

今日に伝わっている昔の賢人の言葉・書物は、彼らの本質を伝えてくれるものとは限らなくて、残りかすに過ぎないという考えから来ています。言葉や文章では彼らの本質を伝えるのは不可能だという意味の四字熟語です。それでも、現代の我々はその残りかすから想像力と考証力を駆使して導き出すしかない……。

古人糟魄の使用例

ユラ

かなりの読書家だが、好奇心旺盛なのだな。だから海賊王なんか目指してるのか

ハコ

……どれだけ書物を読み漁ろうとも結局は古人糟魄、それで自分は知るべきことを知ったと満足できるわけがないでしょう、己の身体と心で辿り着かねば、書物に残された言葉の理由は霧中のまま。……私は、空っぽなまま――

ユラ

……?