先従隗始
先従隗始の意味
言い出しっぺが先にやれ!
先従隗始の解説
「隗」は戦国時代の郭隗って人を表します。燕の昭王さんが賢人を招こうかなって賓客だった郭隗さんに相談したら、「まず私から優遇し始めてみたらどうか。私のような者ですら優遇されているのだから、私寄りも優れた賢人たちもやがて集まってくるかと」とまさかの自薦。王様がその通り郭隗さんのために邸宅を新築ししっかりもてなしてみたら本当に賢人が集まってきた、というエピソードから。
このエピソードから純粋に理解するのは難しいかもしれませんが、言い出した者から始めよ、というメッセージを表します。物事を始めるなら他人任せにしないでまず自分から率先して始めることが重要ということを説いてるっぽいです。また、物事を手近なところから始めることの喩えにも使えます。故事との結びつきは兎も角、実用性は結構ありそうですね。
先従隗始の使用例
ある日のココア
うぅ~、失敗した~~!! タマ先輩どうしましょ~!!
ある日のココア
これは……ッ詰み……!! タマ先輩ぃ~~!!
ある日のココア
うーーんこっからどうすれば……やむを得ない、タマ先輩に訊こう……
タマ
ココアちゃん、無理してないかな……
ウミナリ
というか結局最後に人頼みになるならば最初から委ねていればいいでしょう
ユラ
そこが面白いんだよ。先従隗始を平然とこなしてる黑稜生なんて指折り数える程度、流石あの莫迦が得意の直感で択びとってきただけある