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[ち][つ]の四字熟語その02

  • 中権後勁

    中権後勁の意味

    戦略・陣営ともに整っていること

    中権後勁の解説

    「権」ははかりごとの意。「中権」は、中央の軍に将軍がいて、計略を巡らす意味合いとなります。「勁」は強い意で、「後勁」は後方にある強い軍勢のこと。

    ということで大変倒すのに苦労しそうな、盤石の準備が整った軍のさまを表す四字熟語となります。体育祭とかでも使えるんじゃないですかね。

    中権後勁の使用例

    ダンベル

    ふむ……こうして実際を見てみると確かに、この玉席陣営は大変崩しがたい中権後勁を成していると評価できますね。尻青いガキの見様見真似の群がりと侮るは愚かということですか

    ウミナリ

    取りあえず無能伍席から崩せばよいのでは?

    ダンベル

    無理ですね。私が居るゆえに

    ユラ

    いや、だから何でここに居るんだ……?

  • 昼耕夜誦

    昼耕夜誦の意味

    貧乏ながら勉学に励むこと

    昼耕夜誦の解説

    「誦」は暗記する・そらんずる意。「昼は耕し夜は誦す」で意味はもう推測できるかと思います。

    「断薺画粥」と同じように、貧乏な生活の中で勉学に励むことを表す四字熟語です。部活入ってる方が勉強の効率には良いって先生言ってました。熟練の帰宅部です。

    昼耕夜誦の使用例

    タマ

    言い訳にしたくないけど……仕事とバイトが忙しすぎて勉強時間が1日1時間も確保できない……!!

    マキ

    学生として如何なものだろうな、その生活

    ココア

    いやでも昼耕夜誦は勤勉の鑑みたいなものですし。ていうかタマ先輩の1時間って、私の100時間に相当するじゃないですか。だから1日100時間も勉強できると思えば全然セーフですよ!!!

    タマ

    ??? そう、なのかな……??

    ハコ

    何一つセーフじゃないなり

  • 誅心之法

    誅心之法の意味

    心の不純を処罰する筆法

    誅心之法の解説

    「天誅!」とかで使われる「誅」は罰すること。「誅心」は心の不純を罰することとなります。「法」はここでは筆法という、文章の言い回しや書き方のこと。

    実際の行為として現れなくても、心の中が正しくないのならばそれを処罰する筆法という意味合いになります。孔子の「春秋筆法」がまさにその例で、簡素な文章の中にそういったストイックさを内包させているようです。コレ難しくない?

    誅心之法の使用例

    ユラ

    君はまさにドストライクだろうコレ?

    マキ

    わざわざ記録にせずともこの精神には既に誅心之法がこれでもかと刻みつけられている。心を高く清くもて!! さすれば自ら正しい人生を登ることができるだろう

    ココア

    こういう系の四字熟語だとマキ先輩ノリノリだなぁ……

  • 疇昔之夜

    疇昔之夜の意味

    昨夜

    疇昔之夜の解説

    「疇昔」は昨日という意味で、その夜。ということで昨夜となります。月中蟾蜍並みに使えない。

    疇昔之夜の使用例

    ココア

    ユサさんと同じ布団で仲良く寝たあの疇昔之夜……もう二度とユサさんと同じ掛け布団に沈んではいけないと心に刻みながらぐつぐつ煮込まれました……

    ユサ

    私ちょっと寝相悪いらしいね。自分では全然分かってないけど☆

    ダンベル

    聞く限りそれは殺人未遂では?

  • 躊躇逡巡

    躊躇逡巡の意味

    躊躇って進まないこと

    躊躇逡巡の解説

    漢字はヤバいけど意味は凄く分かりやすいですね。「躊躇」「逡巡」どちらもぐずぐずしている意です。

    こういう熟語構成は自分でも勝手に創れてしまいそうですね。

    躊躇逡巡の使用例

    ココア

    ツララ先輩のタマ先輩仲良し大作戦は思いのほかステップアップを重ねてる一方、ハコの海賊王活動はびっくりするくらい進んでません……

    ハコ

    それではまるでストーカーの手伝いよりも難しいと言わんばかりではないですか、もっとしっかりヘルプするなり!!

    ココア

    んー、やっぱ試行錯誤が大事だと思うんだよね。ツララ先輩は何だかんだ言っても何でも実行しちゃう人だから収穫量も多いんだけど、ハコって躊躇逡巡する癖があるから成功も失敗もできない……

    ハコ

    うぐっ……

    ココア

    (ていうか……そうなんだよね、ツララ先輩と違ってこの活動に潜んでる大きな問題。そもそも、ハコは――)

  • 綢繆未雨

    綢繆未雨の意味

    準備をして災いを防ぐこと

    綢繆未雨の解説

    たまに出てくる「綢繆」はここでは固め塞ぐ意。

    未だ雨が降らないうちに巣の隙間を固めておくことから、前もって準備をして災いを防ぐことを意味する四字熟語となります。「桑土綢繆」とほぼ同じですねコレ。

    綢繆未雨の使用例

    ココア

    この前挙がってたアイデアを草案にしてみました。どうでしょツララ先輩?

    ユラ

    ああ、綢繆未雨の講習を強制実施するとかいうアレか。……いいんじゃないか? タマくんに回してみるといい

    ココア

    何か初めて玉席っぽい仕事した気がする……!! タマ先輩に褒められるかなぁ~、えへへ!!

    ハコ

    (……そういう不特定多数の人間を配慮する工夫なら毎日やってる気がするなり)

    ユラ

    (無自覚というのはなかなか厄介な武器だな)

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