アウトプット開始
[て]の四字熟語その06

  • 輾転反側

    輾転反側の意味

    思い悩み眠れず寝返りをうつこと

    輾転反側の解説

    「輾転」も「反側」もころころと寝返りを打っている意です。ころころじゃベッドから落ちてますかね?

    ともかく、心配したり思い悩んだりして眠れなくて、何度も寝返りを打っている状態を表す四字熟語となります。連日それが続いてる方は自律神経が暴走してるので、ヒーリングミュージックをようつべで探しましょう。なお、自分の好きな楽曲でも不安を和らげる効果があるらしいです。

    輾転反側の使用例

    ココア

    ッ……はぁ……はぁ――う、くっ……

    ダンベル

    …………

    ココア

    やめ――パ、パ――

    ダンベル

    (……まさか、この”症状”は――)

    ココア

    (――ダメだ、今日はちょっと、強く……思いっ切り、輾転反側ってレベルじゃない……眠らせて――眠らせて――!)

  • 顚沛流浪

    顚沛流浪の意味

    躓き倒れながら彷徨い歩くこと

    顚沛流浪の解説

    「顚沛」はカッコ良さげですが、つまずき倒れる意です。「流浪」は定まらずさすらう意。

    躓き倒れながら彷徨い歩くことを表します。「顚沛流浪の日々」とか自分語りする地の文では使いやすいかもですね。

    顚沛流浪の使用例

    ハコ

    ミヤビ……今は、まだ貴方の乗る船が何なのかすら掴めていない……顚沛流浪の日々にある可能性の方が大きい――でも。やっぱり、私は――

    ココア

    あ~昨夜はヤバかった……今日はグッスリ寝たいなぁ……ってアレ、ハコおはよーどしたの読書も海賊王独り演説もしてないで

    ハコ

    (――海賊王に、なりたい。たとえソレが貴方の呪縛でしかないとしてでも……)

  • 天罰覿面

    天罰覿面の意味

    悪事の報いが即座に来る

    天罰覿面の解説

    「因果覿面」と同じですよねこれ。「天罰」は天の下す罰。「覿面」は目の当たりにする意で、すぐに現れることをいいます。

    悪い事をすると、天の下す罰がすぐに現れることを指します。天の罰かどうかは結局当人の解釈判断となるでしょうから、自業自得の言い換えとして成立させられると思います。

    もう一つ類語として有名なのが「天網恢恢疎にして漏らさず」ですかね。このコンテンツでは扱いませんが、コッチも使いこなせたらよりカッコいいヤンキーさんです。

    天罰覿面の使用例

    ユラ

    今日健康診断だっただろう? これタマくんの健康状態を自然な流れでマジマジと観察できると思って女医に扮したんだよ。そしたらタマくんに即行でバレて物凄く怒られた……

    ココア

    いよっしゃあ天罰覿面ざまーみろ!! ……アレ、これ前にもやった気がする!! つまり再犯ッ、ツララ先輩いい加減にしてくださいよ!!

    ユラ

    ……しかしタマくんに即気付いてもらえたということは、タマくんはちゃんと私のことを見てくれているということ……? 私が思っている以上にタマくんは私を意識してくれてる――うふふふふ💖

    ハコ

    ポジティブもとい反省の色なしの模様。つまりこの使用例も繰り返されることでしょう

  • 天歩艱難

    天歩艱難の意味

    時運に恵まれず苦労すること

    天歩艱難の解説

    「天歩」は自然の巡り合わせ。「艱難」は「艱難辛苦」で有名だけど困難に出会い苦しみ悩むこと。

    時運、巡り合わせに恵まれず非常に苦労することを指します。「轗軻不遇」などと結びつけておくといいかもですね。

    天歩艱難の使用例

    タマ

    ウミナリ様……参席が何故か、健康診断の担当医に紛れてらしたのですが……

    ウミナリ

    ああ(察し)。まぁ結論だけ申すならば、貴方が原因ですよ無誉弐席

    タマ

    う~~ん、そんなこと言われましても私には見当が……ブランドを落とすリスクを背負ってでも一体何がしたかったのか――

    ウミナリ

    ……天歩艱難とはよく言われますが、貴方の苦しみの主因は実のところ我が主ですか。ブランドレスにとってはいっそ光栄でしょうね

    タマ

    いえ、参席が危険に晒されるという事態を抑えないと……うう、胃が痛い……

    ウミナリ

    (そして……本当にそうだとしても、いやそうじゃなかったとしてもこの女は確実に我が主を想っている――その事実が、何より苛立たしい……)

  • 天門開闔

    天門開闔の意味

    万物の生・滅の変化のさま

    天門開闔の解説

    また壮大なやつ出てきた。「闔」は「一闔一闢」でも出てきた、閉じる意ですね。「天門」はここでは万物が生まれ出る門。

    元ネタは『老子』で、道教の元でもある老荘思想バイブルです。気が向いたので多少記述しておくと、宇宙の本体を”道”であり”無”であるとし、恬淡寡欲を心掛け自然的であれば災いは回避されていくと考えた価値領域です。「天門」はその”道”に極めて近い立ち位置にあり、それが開いて万物が生成され、閉じると消滅となることから、万物の生滅変化をいう四字熟語となります。ただしこの門、何を意味してるのかは諸説あるそうです。

    天門開闔の使用例

    タマ

    (……今、私が目にしているあまねき生命も、私自身も、吸われ吐かれる天門開闔に囚われた一粒子でしかないのならば……この努力も、結局大した意味はないのかな)

    バ会長

    へっぷし!!! ……あ、重要資料が鼻水で汚れた

    ハコ

    刷り直して来るべし

    ユラ

    ゴフッ!! ……あ、重要資料が目血で汚れた(←盗撮動画)

    ココア

    刷り直しながら病院行ってください

    タマ

    (そうだとしても――この時間を……この確実に覚えていられる刹那を可能な限り無駄にしたくないと、縋り付く私は愚かなのかな、神様――)

問題に挑戦!

このページに関連した問題はありませぬ。