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[せ]の四字熟語その06
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千金弊帚
千金弊帚の意味
身の程知らずである喩え
千金弊帚の解説
また千金。「帚」はほうきで、「弊帚」で壊れたほうき。この不良品には千金ほどの価値があると考えてるイメージです。あるいは自分の物をそれくらい貴重と考えてたり。
身の程というのを正しく認識できておらず思い上がる喩えとして使われます。自分の弱点があるなら、それから目を逸らしてはいけませんってことですね。ただしマジメに真っ向勝負し過ぎるのも考えもの。
「弊帚千金」でまた会おう!
千金弊帚の使用例
ココア私に対して過保護になりすぎなければ、ダンベルも学園入って満喫すればいいのに
ダンベル私の充実=ココア様の敵の排除が捗る、ですよ
ココア殺伐とした脳筋思考……
ダンベル……再三申しておりますが、千金弊帚、対応可能な処理をこなすのに精一杯な家政婦は自らの自由など慎むが当然。……もっとも、ココア様の学力と平穏を支える為でしたら、喩えばあの鍋学友を殴り飛ばすアドリブくらいはこなして差し上げますが
ココアいつの間にかユサさんがダンベルのブラックリストにッ!?
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千荊万棘
千荊万棘の意味
非常に多くの困難があること
千荊万棘の解説
ここでの「千」「万」は数が多いことを示します。「荊」「棘」はともにいばら。相当簡単な部類ですね。
すなわち非常に多くの困難があることを意味します。その困難の喩えにも使えます。ちなみにキリスト教では十字架の道という表現がありますが、棘というのは苦難の一象徴としてとても根付いてますね。
千荊万棘の使用例
タマ(……会長が指差した方向――稜泉の新たなる未来への道は、限りなく千荊万棘で満ちている)
バ会長あっ、完食した後に言うのもなんだけど、もしかして今の柏餅ってココアのだったりする?
ココアえ、ちょっとぉおおおお今日の私のおやつまた奪ったんですかあぁああ!!!
バ会長ははは、悪いッ☆
ココア絶対悪いって思ってないよぉおおおお……!!!
タマ(……貴方の笑顔の陰る機会を、少しでも減らすことができるなら。この心の尽きる時まで、私が貴方の黒鉄の軍靴となりましょう)
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鮮血淋漓
鮮血淋漓の意味
血が滴り落ちるさま
鮮血淋漓の解説
どう見ても物騒。「鮮血」は身体から出たばかりの生々しい血液。「淋漓」は液体、特に体液が滴り落ちること。
ってことで血液が滴り落ちるさまを表す四字熟語です。やはり物騒。バトルものだけじゃなく、非ファンタジーでも不穏な空気に溶け込んで使えそうですね。
「流血淋漓」ともいうそうです。こっちの方が直感的。
鮮血淋漓の使用例
タマ……ッ……
ハコ貴方、また無茶をしましたねッ!! ツララとは違って貴方の鮮血淋漓は洒落にならないことをいい加減覚えなさいッ!!
タマ……見られたのは、ハコちゃんだけか……良かった、参席の前で、みっともない姿は――
ハコッッッッッ……貴、方は――
タマ尺璧非宝、私にはこの刹那の時間も惜しくてたまらないの……だから、皆には言わないでねハコちゃん。皆、過剰に心配しちゃうから
ハコ(――その刹那主義にどれだけ私たちが苦しめられているか、全く理解していない……!!)
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洗垢索瘢
洗垢索瘢の意味
他人の悪い点を探しまくること
洗垢索瘢の解説
「瘢」は跡のことで、傷痕から欠点・過失の意に飛びます。
「垢を洗いて瘢を索む」――垢を洗い落としてまで傷・傷痕を探すかのように、他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくり出そうとする喩えです。直近だと「吹毛求疵」と仲良いですね。
洗垢索瘢の使用例
ユサ狙ってやってるのかは知りませんけど、副会長様は兎に角アクションが速くてその数を一瞬で積み上げるんですよね。だから黑稜の反政権派の人達が洗垢索瘢してる間にもどんどん政権のアクションが遂行されるんですよ
ダンベル……やっとの思いで作り上げた非難を「手遅れ」という波で押し流すということですか。もし意図にソレをも含んでいるのであれば、毛を吹いて疵を求むる敵の情をも掌握した恐ろしい凶策でしょう
ユサ本当、頭の出来が違うんですよね~。絶対敵に回しちゃいけないヤバい人種だってどうして皆気付かないんだろ面白ッ
ダンベル智将ではない印象です。それよりも、予測のできない、間に合わない極めて危険な独裁者……ソレにココア様が懐いている現状をどうして貴方は笑って見過ごしているのですか
ココア2人が何か怖めの会話してる……てかいつの間にか仲良くなってる……
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先従隗始
先従隗始の意味
言い出しっぺが先にやれ!
先従隗始の解説
「隗」は戦国時代の郭隗って人を表します。燕の昭王さんが賢人を招こうかなって賓客だった郭隗さんに相談したら、「まず私から優遇し始めてみたらどうか。私のような者ですら優遇されているのだから、私寄りも優れた賢人たちもやがて集まってくるかと」とまさかの自薦。王様がその通り郭隗さんのために邸宅を新築ししっかりもてなしてみたら本当に賢人が集まってきた、というエピソードから。
このエピソードから純粋に理解するのは難しいかもしれませんが、言い出した者から始めよ、というメッセージを表します。物事を始めるなら他人任せにしないでまず自分から率先して始めることが重要ということを説いてるっぽいです。また、物事を手近なところから始めることの喩えにも使えます。故事との結びつきは兎も角、実用性は結構ありそうですね。
先従隗始の使用例
ある日のココアうぅ~、失敗した~~!! タマ先輩どうしましょ~!!
ある日のココアこれは……ッ詰み……!! タマ先輩ぃ~~!!
ある日のココアうーーんこっからどうすれば……やむを得ない、タマ先輩に訊こう……
タマココアちゃん、無理してないかな……
ウミナリというか結局最後に人頼みになるならば最初から委ねていればいいでしょう
ユラそこが面白いんだよ。先従隗始を平然とこなしてる黑稜生なんて指折り数える程度、流石あの莫迦が得意の直感で択びとってきただけある
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僭賞濫刑
僭賞濫刑の意味
適正を欠いた賞罰
僭賞濫刑の解説
「僭賞」は身分を超えた恩賞。「僭」はおごる意。「濫刑」はみだりに刑罰をかます意。
ということで評価が適当になされていないことを表す四字熟語です。対義語は恩賞と刑罰を厳密に配当する「信賞必罰」。
僭賞濫刑の使用例
マキ監査官として、垂直に黑稜を眺めてみて思い知ることがある。如何にこの学園では僭賞濫刑が当たり前の環境として根付いているかがな……
バ会長お家の将来がかかってる分、受け容れるしかねえんだろうなぁ。まあ俺には知ったこっちゃないことだけど
マキ在るべきは善悪を見極め、信賞必罰を徹底し正しく闘争に身を置くことを教える姿だろう。……その点では、個人的にお前の政治に期待はしている。味方するつもりはないがな
バ会長ルールを守るから試合も熱が入るってね。マキさんも楽しんでくれよ、稜泉の未来が変わる逃げ場無しの決闘をさ
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浅斟低唱
浅斟低唱の意味
少々の酒で小声に歌うこと
浅斟低唱の解説
「浅斟」は軽めにお酒を酌み交わすこと。「低唱」は低めの声で詩や歌をうたうこと。
合体させると、少々お酒を飲みつつ小声で歌を口ずさむ、といった意味になります。飲み過ぎると多分大声に進化します。悪化ともいう。
「低唱浅斟」でまた会おう。
浅斟低唱の使用例
ユラタマくん~~♪ んふ~~タマくん~~~♪
ハコまたアルコールを感じる上機嫌なり
ココアツララ先輩、学生が浅斟低唱はほんとダメですって!!
ユラ何を莫迦な誤解を。私は酔っているから歌っているんじゃない。タマくんという文字の羅列を口ずさむが故に酔っているんだ――!!!
ハコまるで意味が分からないなり
問題に挑戦!
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