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[い]の四字熟語その05

• 一丘之狢

  

  一丘之狢の意味

  似た者同士

  一丘之狢の解説

  ｢狢｣はアナグマの異称。1つの丘の狢たち、ってイメージ。

  似たようなもののたとえとなります。基本的には悪いものに対して使う表現ですね。てか｢同じ穴の狢｣と同じだと思います。

  一丘之狢の使用例

  

  白泉男子

  やい伍席さんよ！　随分金持ちみたいだけど、それにしては庶民莫迦代表のバ会長と仲良いみたいじゃねえかよ！　ひょっとしてお前ら、一丘之狢なんじゃねえの！？

  

  ココア

  な、一丘之狢！？　それって……(私とヒロくんが、近しいってこと？)

  

  ユラ

  ココアくん、嬉しそうにするんじゃない。馬鹿にされてる文脈だから

• 一勲一蕕

  

  一勲一蕕の意味

  善は消えやすく悪は消えにくい

  一勲一蕕の解説

  ｢薫｣は良い香りの草。｢蕕｣は悪い匂いの草。

  この草たちを1つずつ置いてみたら、｢蕕｣が勝っちゃったらしいです。

  以上から、善は消えやすく悪は残りやすいという性質を表すように。実際そうなのかは分かりませんが、私は善人というのは貴重だと感じてます。

  一勲一蕕の使用例

  

  ユラ

  善を貫かんとする奴はいつの時代も、早死にしやすい。多勢の敵意を向けられまくるからな

  

  ココア

  一勲一蕕、ですね

  

  ユラ

  ……自分を善だとは断じて思わないが、何であれ私は必ず、彼女を守るぞ。彼女が興す聖なる香りを、消してたまるものか。はぁはぁ……(興奮)

  

  ココア

  ……ツララ先輩が消しそうなんだけどどうしようコレ、この人確かに善ではないよね

  

  ハコ

  放置でいいでしょう

• 一蹶不振

  

  一蹶不振の意味

  失敗して立ち上がれないたとえ

  一蹶不振の解説

  ｢蹶｣はつまずく意味。｢不振｣は勢いが戻らない様子。1回つまずいて、勢いが戻らない。

  そこから1度失敗して、2度と立ち上がれないたとえを表します。徹底的に心折れちゃったか、論理的に2度目のチャレンジがあり得ないか、そういったケースで使えるのではないかと思います。自分の日常で使いたくはないですね。

  一蹶不振の使用例

  

  ココア

  何か……変な事件起きすぎてません？　それも、私たちが間接的に危険を感じるような……何かが

  

  ハコ

  同感。何故か白泉でそんな空気を感じてますこれは異常といってよいです

  

  ユラ

  ……あのバカを、或いは彼女を気に入らない奴が、私の想定している以上に存在する……？　だが、だとしても反抗が大規模だ……捨て身過ぎるだろう

  

  ココア

  守らないと！　もしそうなら、バ会長を、タマ先輩を

  

  ユラ

  当たり前のことを口にするな。……この政権は、やはり稜泉の歴史の転換点なのだな。良いだろう、一蹶不振を覚悟して、全力で迎撃するのみだ

• 一闔一闢

  

  一闔一闢の意味

  あるいは閉じ、あるいは開く

  一闔一闢の解説

  ｢一〇一〇｣はここでは｢あるいは〇、あるいは〇｣という文法。｢闔｣はしめる意、｢闢｣はひらく意。

  ということで開いたり閉じたり、陰と陽が盛んになったり衰えたりする様子を指します。ナニコレ難しい。使用例どうしよう！

  一闔一闢の使用例

  

  ココア

  うー……何か最近、調子が出ない……イライラしてるよぉ

  

  ハコ

  物事はたいてい一闔一闢の性に囚われる。波も時に押せば時に引く。追い風もあれば逆風にもなる。それだけのことでしょう

  

  ココア

  ハコ……じゃあ、どうしよ

  

  ハコ

  今は我慢するのみ。そして、切り替わった瞬間を逃さないこと。コレが、海賊にとって1番大事な洞察！

  

  ココア

  ハコ、私海賊じゃない、ただ漢字勉強してるだけっ

• 一狐之腋

  

  一狐之腋の意味

  貴重なもののたとえ

  一狐之腋の解説

  一匹のきつねの、｢腋(＝ワキ)｣の下からわずかにしか採れない美しい毛皮の意。

  ということで貴重なもののたとえです。特に恐れずに直言のできる人のことを比喩るケースが多いみたいです。

  一狐之腋の使用例

  

  ココア

  脇の下を喩えに使ったんだ……

  

  ユラ

  ふっ、確かに貴重だな……一狐之腋、実に素晴らしい表現だと私は思う

  

  ココア

  そうですか？

  

  ユラ

  タマくんのッ、脇の下ッッ！！！　貴重じゃないかあぁあぁぁ！！！(←鼻血)

  

  ココア

  今後この四字熟語は話題にしない。いいねハコ

  

  ハコ

  了解なり

• 一糸一毫

  

  一糸一毫の意味

  ごくわずかなこと

  一糸一毫の解説

  ｢一毫｣は1本の毛筋。これだけでごくわずか、という意になります。

  慣用的に｢一糸一毫も譲歩しない｣みたいに否定的な文法で使われることが多いです。

  一糸一毫の使用例

  

  ココア

  お願いしますッツララ先輩！！

  

  ユラ

  いいや、何度君に頭を下げられてもッ、私の意思は変わらない！！　一糸一毫の譲歩も、ありはしない！！！

  

  ハコ

  ッ――！？　な、何事ですか……？　何があったんですか――

  

  ココア

  ハコ、いいところに！　一緒にツララ先輩を止めて！　このままじゃ、誰も幸せにならない――

  

  ユラ

  私は今から、タマくんのッ、置き忘れの手袋に顔をうずめるぞおぉおおおお――！！！(←鼻血)

  

  ココア

  そんなことしたら流石のタマ先輩相手でも嫌われるからーー！！

  

  ハコ

  あ、いつも通りの放課後だった(←失望)