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[ひ]の四字熟語その02
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比肩随踵
比肩随踵の意味
後から後へと続くこと
比肩随踵の解説
「比肩」は肩を並べる意で誰かを比べるような文脈で使われまくりですが、ここでは人が多いことを表します。「随踵」は踵(かかと)に踵が付き従うイメージ。
そんな風に大勢の人が後から後へと続くことをいいます。密です。1人でも躓いたら冗談抜きで危険ですね。
比肩随踵の使用例
ユサ最近、超デンジャーなヤンキー筆頭のゲンブさんが忙しそうにしてるっぽいね。あの人は多くのヤンキーさんに比肩随踵される存在だから、何か行動するたびに治安が緊張する……
ココア……へー……
ユサあれ、反応が薄い……もしかしてご自身のヤンキー設定をお忘れですかココア様?
ココアえ、いやそんなことは全然ないけど!? そうじゃなくて……う~~~ん……
ユサ……?
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悲傷憔悴
悲傷憔悴の意味
非常に悲しみやつれること
悲傷憔悴の解説
予想しやすいですね。「悲傷」は何か悲痛な出来事があって、深く悲しむこと。「憔悴」は病気や心労などで痩せ衰えること。
ということで非常に悲しんで憂いてやつれることです。ライブ映像を録画失敗した時は最高にやつれるぜ……。
悲傷憔悴の使用例
バ会長……………………
マキお、おいどうした……? 普段のお前らしさが微塵も無いんだが……
バ会長……ちょっと……元カノに会っちゃって……
マキソレで悲傷憔悴になるってどういうことなんだ……
ダンベル(そういう相手が居たというのはココア様がたには言わない方がよさそうですね)
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飛絮漂花
飛絮漂花の意味
女性が苦境に宛てなく苦しむさま
飛絮漂花の解説
何かカッコ良さげ。そうでもない? ともかく「飛絮」は風に飛び交う柳の花で、あてもなく漂うさまの喩えに使います。ここでの「花」は女性だそうです。いっちゃえば類語同士の組み合わせって感じですかね。
女性が苦しい境遇にいて、宛てもなく辛苦するさまをいいます。遊女など、あまり明るいイメージじゃない存在に身を落として何とか生きてる女性を指すことが多いようです。
飛絮漂花の使用例
ユサダンベルさんの趣味に附き合って、ちょっくら白泉の女子学生の遊女スキル調査をやったんだよねー。思いのほか楽しかった
バ会長何ソレ詳しく
ココア興味持たない! ていうかダンベルどんな趣味をユサさんと共有してるの!?
ユサしっかし冗談抜きでコレ、学園にとっては問題だと思うんですよね。あんなに開かれたカリキュラムしてるのに、将来を探せる気がしなくて、それで飛絮漂花に転じようかってなってる子がそれなりに居そうなんだから――
タマ――緊急会議を要請しますッッ!! 白泉キャンパスの基本カリキュラムが抱える問題点と、カリキュラムに向き合えていない学生層の支援プログラムについて――!!!
ココアヤバい、タマ先輩のスイッチが入った……今日帰れない……
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悲壮淋漓
悲壮淋漓の意味
悲しみの中にも意気あるさま
悲壮淋漓の解説
「鮮血淋漓」で出てきた淋漓。もうイヤな予感しかしない四字熟語です。しかしこちらの熟語、液体が滴り流れる他にも、勢いが溢れ出ているさまをも意味する模様です。今回コッチを採用です。
悲しく哀れな中にも、痛ましいほどの勇ましさが存在することを表します。ア〇ゾンで欲しいものリストに入れてた中古品が売り切れた時とか悲壮淋漓に満ち満ちます。次入荷した時こそは……!!
悲壮淋漓の使用例
ダンベル……なるほど……今のこの荒れた政権には、彼なりの悲壮淋漓があるということか――
ココア最近ダンベル、調べ物いっぱいしてるよね。特にうちの学園の人達のこと……
ダンベル当然です。学園に身を入れるようになって貴方の障害となりうるものたちといわば相対するようになったのですから。あえて意識せずとも貴方の守護者の手は自ずと対策に動きますよ
ココア(私としては、せめて学園の敷地の中くらいラフに時間過ごしてくれればな、って思って学園にお願い通したんだけどな……)
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尾大不掉
尾大不掉の意味
強い臣下が制御できないこと
尾大不掉の解説
漢字は簡単な部類。「掉」は「ふるう(=振るう)」と読めます。「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉われざるは、君の知る所なり」から来ています。ことわざにもなってます。
臣下の力が強くてのさばり、その上司が統制とれていないことを表します。つまりは上に立っている者はより強固でなければならない、現状その人は立場に対して弱者であることなどを意味できそう。
尾大不掉の使用例
ダンベル私の主や海賊王殿はともかくとして、氷条の姫君やかの副会長を内包する立場である貴方の手腕、見定めさせていただきますよ。ココア様の将来にも影響しますから
バ会長尾大不掉でも心配してます? 大丈夫っすよ、竜はバカでかくてタフってのが相場。俺は折れない、喩えアンタみたいな怪物が敵に回るようなことがあってもね
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筆削褒貶
筆削褒貶の意味
批評態度が公正で厳しいさま
筆削褒貶の解説
「一字褒貶」あたりで紹介した覚えがある「春秋筆法」が再来。「褒貶」は褒めるべきところは褒めて非難すべきところは非難するという批評態度をいいます。オリジンは孔子ですが、たとえ簡潔な文章だったとしてもその中にしっかり公正かつ厳正な態度で評価を埋め込むという筆法のことをいいます。ただし暗喩とかでもいいらしい。
この四字熟語に戻りますが、まぁ春秋筆法と同意味と捉えてよいかと思います。レビューや校正をキチンとしましょうっていう主義ですね。
筆削褒貶の使用例
ハコ論拠が甘すぎるなり再提出
ユラら抜き言葉をレポートで使うな再提出
タマ平仮名を正しく書きましょう再提出
ココア私たちは毎日筆削褒貶の牙に噛み殺されてるから充分身に沁みてます……
ウミナリ解せない……何故書き言葉と話し言葉を分ける必要があるんですか……
バ会長書き順くらい赦してくんねえかな……(←ひらがなドリル)
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