蠹居棊処

蠹居棊処の意味

どこにも悪人が居ることの喩え

蠹居棊処の解説

また言いづらそうなやつが来ましたね。「蠹」はキクイムシで、衣服や書物を美味しくいただいちゃう虫さん。「棊」は囲碁の石です。

木の大事なとこもムシャるキクイムシが木にいるように、また碁石が盤面に散らばるように、あって当然のレベルでいたるところに悪人が存在することの喩えとなります。自分の大事なものは自分で守らなきゃいけない……。

蠹居棊処の使用例

マキ

にしてもお前は本当に貧弱だな。このキャンパスでは珍しいことではないにしても、お前は特に酷いぞ

ココア

うっ……確かに、ヤンキーとして致命的な欠点ですよね……毎日筋トレはしてるんですけど、ダンベルのようになれる気が全く以てしない……

マキ

別にあれほどの頂に登り詰めろとは言わないが、外交的であろうとするならこの蠹居棊処の世界を歩き回るだけの”護真術”はしっかりと身に着けろよ。俺も常にお前を護れるわけじゃないんだから

ココア

あれ……マキ先輩は、私のこと、護ってくれるんですか?

マキ

? 何を当たり前のことを問うてる? へっぽこではあるが、お前は玉席の、黑稜の宝だろう。失うべきでないものを保全することを決して怠りはしない

ココア

あ、ありがとうございます……(マキ先輩、私のこと、大切に思ってくれてたんだ……。アレ、何か、すっごい顔とか身体、熱いぞ……)