濯纓濯足

濯纓濯足の意味

世の状況に適応し柔軟に行動すること

濯纓濯足の解説

「滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし」という故事を覚えるのがオススメ。「滄浪」は川の名前で、「纓」は冠のひも。この川の水の流れが澄んでいる時は冠のひもを洗って出て行き君主に仕えるべきだけども、水が汚れている場合は足でも洗って隠遁しておこう、ということを言っています。

そんな風に世の中の移り変わりを考慮して柔軟に行動する喩えとなります。跖狗吠尭とは対の考えで、自分は常に清く維持すべきだという生き方です。そこからなのか、「濯纓濯足」は善行を推奨する意味合いや世俗を超越する意味合いをも含む四字熟語となっております。なかなか多義的で難しい印象ですが、正しさの為に器用に生きるっていうのが核です。

濯纓濯足の使用例

ユラ

確か君の家は元々金閣の子分だったな

マキ

縁は可能な限りあの時に切っている。正当正義を貫くゆえに、悪と判明した途端離反を決めたさ。だからといって恨むなとは言わないが

ユラ

別にそんな感情は無いさ。濯纓濯足も結局は都合主義だろとは思ってるが

マキ

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