積悪余殃

積悪余殃の意味

報いが子孫にまで及ぶこと

積悪余殃の解説

これまた凄い読み方ですね。「積悪」はご想像通りの積み重なった悪い行い。「余殃」は先祖の悪事の報いとして子孫に降りかかる災い。

余殃を積悪で強調してる感じですね、悪事を重ねた報いが子孫にまで及ぶことを意味する四字熟語です。キリスト教では全ての人間が先祖の過ちの代償を継承しているとしています。これを自業自得の罪に対して「構造的罪」とか表現したりします。殺意を持つという選択肢が存在する時点でおかしいですよね。

積悪余殃の使用例

マキ

……ついに当人だけでなく、その家族のことまで誹謗する莫迦が出てきたか。何一つとして精密に調査しないまま非人道的に口とブランドを汚す愚か者共め……

ココア

最近のマキ先輩、すっごくピリピリして怖いよ……

マキ

ここで怒らずしてどうする、家全体を攻撃されているようなものなんだぞ。何にしたって、その者の評価はその者の興した結果で為されるべきだというのに

ハコ

……しかし、積悪余殃はある程度、感情の強さで正当化されうるのでしょう。特に被害を受けた者、間接的に裏切りを受けた者たちの怒りや悲しみを、ソレをやった張本人だけで受け止めきれるとは限りません。そうなった時……次に彼らに頭を下げるべきは、その家に守られてきた愚者なのやもしれません

ユラ

……君は何の話をしてるんだ? 思想の話なら余所でやれ、要するにいま私達が対峙してるのは、事実無根の罵詈雑言を海賊王やタマくんだけでなく、その家族にまで及ぼそうとしてるゴミ屑だろう。なら擁護の価値は皆無、潰すだけだ

ココア

(ツララ先輩の言う通り、なんだと思うけど……)

ハコ

…………

ココア

(それとは別に……ハコの様子がちょっとおかしいような……)